今日の表現-hippopotomonstrosesquippedaliophobia
第28回です。
もう、そろそろ始めて1ヶ月になります。
長かったです。
そこで今日は長めの表現でいきます。
長い単語はみんな嫌いだと思います。
私も覚えるのも書くのも面倒で嫌いですが、
まずは長い単語から始めます。
一般的な英英辞典に載っている単語では
"Pneumonoultramicroscopicsilicovolcanoconiosis" (45文字)が最長と言われています。
肺の病気です。
"pneumono-"が古代ギリシア語の肺
"ultra-"がラテン語の"beyond"
"microscopic-"顕微鏡で見るくらい小さな
"silico-"が"silicon;ケイ素"
"volcano"が火山
"coni"が古代ギリシア語の塵
"osis"が病気を表しています。
"neurosis"が"neuro-;"がギリシア語の"神経;英語でnerve"に"-osis"で神経症です。
長いと言っても、病名なのは少しずるい感じがしますね。
"hippopotomonstrosesquippedaliophobia"は
正式な病名ではないですが、最後の"phobia"が恐怖症を意味し、
長い単語に対する恐怖症です。
高所恐怖症は"acrophobia"と言います。
睡眠恐怖症が"hypnophobia"です。
日本語だと"hippopotomonstrosesquippedaliophobia"と同じ症状の人は
私は聞いたことがありません。
逆に日本では対人恐怖症は、
よく聞く症状だと思いますが直接の英語名はなく、そのまま表現され
"taijin kyofusho"で日本社会独特の症状とされています。
恐怖症は文化や歴史が絡み色々と難しいです。
最後にもう一つ長めの単語で"sesquipedalian"があります、
"hippopotomonstro-sesquippedalio-phobia"にも隠れていますね。
分解すると
"hippo-"が馬、
"potam-"が川で
"hippopotamus"が動物のカバですね。ここでは大きいくらいの意味です。
"monstro-"は"monster;怪物"です。
全体で"巨大な怪物の様に長い単語に対する恐怖症"です
"sesquipedalian"は形容詞で"long;長い"を意味します。
"a sesquipedalian word"で長い単語です。
もしくは長い単語を使う人(の性格)を意味し、
"a sesquipedalian commentator"で長い表現を使う評論家です。
"hippopotomonstrosesquippedaliophobia"では
わざと"p"を重ねて単語を長くしています。
今回は長いのでまとめると使えそうなのは
"osis"が病気、
"phobia"が恐怖症を
意味することです。
症状などがわからなくても、
病名と判断出来るだけで理解が格段と良くなります。
ちなみに一番長いと言われているのは
化学で使われている用語でタンパク質の一種で
"Methionylthreonylthreonylglutaminylarginyl...isoleucine"189,819文字です。
書ききれません、発音するだけで1時間以上は掛かります。
The Longest Word in English: Pneumonoultramicroscopicsilicovolcanoconiosis
FUNNY SONG #3: The Long Word Song